旅日記-旅のきっかけ



僕は10年以上前から、日本のあちこちをローカル線などを使って旅をしている。
なぜ旅をしているのかというと、まあ、いろいろあって、一言では難しい。
自分さえそんなことではいけない、ということでもう一度振り返ってみようと思い立っている。
また、この記録を読んだ人に何か役に立てば良いとも思っている。


一番最初の旅は、新卒で会社員になって1年目だったと思う。
自分はこのままでいいのだろうか、という判然としない気持ちがそうさせたのだろう。
「日本海を見よう」という目標を立てて、夜にJR中央線に飛び乗り、甲府での駅野宿を経て日本海に出た、という旅だった。
ただ「日本海に出た」といっても列車の中からかすかに日本海を見ただけで、そのまま帰ってきたという、旅とは言えないようなものだった。
それでも山の中を縫うローカル線にゆられて見知らぬところを走るのは楽しかった。


これで、なんだか「線路さえ繋がっていれば遠くへ行ける」、そんな実感が体に染み付いてしまった。
2年目は、同じように長野県のほうに上り(地図的に)、豊橋のほうに下ってくるルートでローカル線に乗った。


その後の春、会社を辞めて、僕は路頭に迷っていた。
迷うために会社を辞めたと言っていいかもしれない。
何をしたらいいのか全くわからなかった。
よくある自分探しでもするしかないかと、どこか旅することにした。
僕の本当の旅がここから始まったと言っていいだろう。


行く先はどこでも良かったが、その頃なんとなく日本三景が気になっていたので天橋立に決めた。
西のほうに行ってみたかったのと厳島神社は高校の修学旅行で行ったのであとは天橋立しかない。


話が後になってしまうが、天橋立の旅の最中にぼんやりと作詩家を目指そうと思ったのだった。
未だになにも達成できていない自分がいるのだが。
ということで、次回は天橋立の旅を書いてみよう。


あ、ひとつだけ達成(?)したことがあるとすれば、詩集を出版したことがあった。
どうぞ1冊、お手にとって戴けると嬉しい限りである。



『ふじちょう-詩的ぶるぅす集-』
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4902218453/ref=ox_ya_os_product



現物で購入したいという方に。
白金台(都営浅草線)駅から徒歩4,5分のところにあるパン屋さんに置かせてもらっています。
Liebeリーベ」というお店です。
http://tabelog.com/tokyo/A1316/A131603/13041200/

おいしいという評判のパンも是非買っていってください。
午後には売り切れてしまう人気パンもあるみたいなので午前中がいいと思います。

不定期に椈遼介がギター弾き語りライブをしているので
そのとき購入することも出来ます。
「不定期」というのが現状で、大変申し訳ないのですが
ちょくちょく椈遼介関連ページをチェックして戴けますと幸いです。
http://sound.jp/buna-buna/

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